最悪な授業
この前大学の授業でビブリオバトルがあったんですよ。
ビブリオバトルというのは5分間で本を紹介し合って誰の紹介が一番読みたくなったかを競うゲームです。
今はオンライン授業なので紹介動画をドロップボックスに提出した後、クラスメイトの動画を見て五段階評価をつけるという授業でした。
私が選んだ本は2021年の芥川賞を受賞した作品『推し、燃ゆ』
一週間後の提出期限に間に合いそうな薄い本で話題性もあるしぴったりだと選びました。
きたるクラスメイトの動画視聴の日、
私は思わず「最悪や!!!!」と叫びました。
クラスメイトの一人と紹介する本がかぶったのです。
しかも、出席番号が1つ前の女の子。
つまり、クラスメイトはその子と私の動画を連続して見るということなのです。
もっと悪いことにその子はビブリオバトルと言っているのに本の内容を全部言いよったんです。
ネタバレのオンパレード
私はネタバレにならないように
「この続きは自分で読んで確かめてください」
とかキメ顔で言ってるのに、クラスメイトたちは1つ前の動画によって、もう「この続き」を知ってるんです。
なんかもう恥ずかしいし、比べられるのいやだし、
妙に1つ前の女の子の堂々としたしゃべりがショックを助長するし。
クラスメイト全員緊急事態宣言発令前に一回会っただけなので、「やってもうたわー」って笑える友人でもない。
地獄とまではいきませんが結構つらかったです。